20220307

例によって深夜に書いてます。というのもね、ちょっと音楽について語りたくて。ちゃんと検証したわけでは無いんですけど、こういうのって先に公の出してた人の方が偉いでしょ?だから10年間構想を練ってたとしてもそれを公に出さなければ1日の思い付きで公に出した人の方がアイデアは先って言われるわけですよ。正直ここに書くのが初出だとは思わないし他にも同じことを思ってる人はいるとは思いますし、なんなら歌詞の読み方が間違えてるというのももちろんあるとは思いますけど、まあ、言うだけならタダですからね。あと注意ですが、これは一個人の意見ですので、言い換えればただの妄想です。違う意見をお持ちの場合は「筆者は間違ってる」ではなく「こいつとは相容れない」と思ってください。また、話題に挙げる音楽はまだちゃんと歌詞を読み解いたわけでは無いので憶測や誤解があるかと思います。何か見つけたら適宜訂正箇所を記事の最後に書き足す形で更新します。

ちなみ最近は何も変わりない日々を送っています。普通という幸せをかみしめています。

 

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私、全然JPOPとか詳しくないんですよ。そもそもJPOPというジャンルを聴き始めたのが2020年とかだし。聴いていなかった理由もただ単に流行りに乗りたくないという天邪鬼というか、今振り返るとこいつJPOP歌手は全員売れっ子だと思ってんのかって感じですよね。そんなわけないのに。ということで今回はYOAKEとPEOPLE1、それぞれ違う方向性で同じくらい(要するにベクトルは違うけどノルムは同じということ)ヤバいよねって話をします。正直な話、何か好きだけど世間にあまり知られていないものって有名になってほしいけど有名になってほしくないって思うそういうことってあるじゃないですか。私にとってYOAKEがまさにそれなんですよね。ですがあまりにも好きすぎるし凄いのでここで書くことにします。

 

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ということでまずはYOAKEに関してですが、YOAKEはまず分かりやすい天才です。「愛おかし」とか聴きましたか?歌詞をちゃんと読みましたか?天才です。もう本当に。聴いて分かる。あれは凄い。天才。なんなら凄い天才。そして見ただけで分かる凄い天才。私は大好きですし、どれくらい大好きだったかと言うと2021年、Spotifyで最も再生した曲がYOAKEの愛おかしでした。ちなみに2020年あたりからSpotifyでしか音楽を聴いていません。

もちろん愛おかし以外の曲も素晴らしいです。どれもちゃんと(繰り返し)聞けばでYOAKEはただ者じゃないと分かります。半端じゃないですよほんと。作れる音楽のジャンルの幅の広さも含めて。本当にすごい。

 

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さて、次にPEOPLE1についてですが、YOAKEを凄い天才とするならばPEOPLE1はとんでもない天才です。常夜灯にそのすごさが込められていると思います。

常夜灯、私はどう考えても現実を知ったバンドマンが現実を知って諦める曲にしか聞こえないんですよね。もうちょっと具体的に言うと、中学生だか高校生の時にバンドを始めて、もう俺はバンドで食っていくぜって言ったけど現実は厳しくて、全然売れず死を考えるほどまでに追い込まれるけどこのままずるずる言ってもしょうがないということで未練を残さず前に進もうとする元バンドマンの話です。あと音楽を食い物にするアイドル批判もしています。多分。

PEOPLE1はこのような強烈なメッセージ性が込められた曲を聴いてる人に朝に優雅に流したいわ~って言わせるんですよ(Youtubeのコメント欄を参照してください)。強烈なメッセージ性が込められた曲を何もないような曲に魅せるというのが才能じゃないなら何が才能なのか分かりません。ちなみに常夜灯に出てくる常夜灯というのはかつての自分が音楽に対して抱いていた情熱と将来への期待感です。それを次の世代に渡すという曲ですね。だから常夜灯をあげるんです。ここでPEOPLE1が渡す側ではないことは明白でしょう。PEOPLE1はもしかしたら何か大事なものをもらったのかもしれませんね。

 

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というか思ったんですけど、「天国に学校はあるからしら、ふらつく足で見つけたのは古い映画の悲しい結末」で始まる曲を朝に優雅に流したいと思いますか?特に後半に関しては僕は自分のこと言われているようで嫌ですね。もしかしたら歌詞を見てる人はあまりいないかもしれませんし、それはそれで楽しみ方として有りだと思いますがやはり歌詞に歌のメッセージの多くが詰まっていると思います。まあ鬱Pの絶対音楽で踊れみたいな曲もあるので歌のメッセージってなんだよって考えることも大事ですが。あと天国にあるなら学校じゃなくて仲良かった友達のグループが集る秘密の場所みたいなのが良いです。あと「食えぬものなど置いていかなくちゃ」とかどんな暗い曲だよって。朝からそんな言葉聞いたら中々テンション上がらなさそう。

お気付き方もいらっしゃるかもしれませんが、バンドマンが死を意識している根拠は天国に思いを馳せているからです。よっぽど楽しかったんでしょうね。学校生活が。そしてよっぽど苦しいんでしょうね。今が。

 

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私がPEOPLE1について知るきっかけになったのはラヴ・ソングでこれはもう大変すばらしい、恋する季節に次いで素晴らしいラブソング(愛おかしもラブソングですがこれは規格外というか普通のラブソングとは比べられないので除外)です。ちなみにJPOPの中で最も綺麗なラブソングは恋する季節だと思ってます。

さて、ラヴ・ソングですが何がヤバいってただのラブソングと見せかけて終末論ですからね。とんでもないですよほんと。そんでもって何が更にヤバいって歌詞にはっきりと「終末は近い」って言ってるんですよね。ですが私はしばらくこの曲が終末論であることに気が付きませんでした。ただの素晴らしいラブソングだと思ってました。でもラブソングはラブソングですが終末論的ラブソングでした。ヤバいですよね。

でも終末って何かの比喩のような気がするけどって言うかもしれませんが、楽園とか時間を止める言ってる時点でもう違います。ガチで終末です。世の終わりです。中央道飛ばしても逃げられません。あと残り僅かな時間で愛を確かめ合う歌です。

あとまだちゃんと分析できていませんが、113号室とかゴーストとかは亡き者に思いを馳せる曲ではないですかね。113号室はまあただの悲しい曲としてゴーストとか多分怪しい儀式かなんかでで死者を復活させようと試行錯誤してる人の話です。映画で例えると(ちょっとというかまあ正直大分違うけど)屍者の帝国とかですかね。

でもね、ラヴ・ソングの「例えば僕があんまり愛を歌わないのは~シンプルな言葉は少し照れるけれど」の部分は本当に好きな一節で、ここだけは純粋なラブソングだと思います。とんでもない歌に純粋な一節、PEOPLE1はただ者ではありません。

 

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さて、如何でしたでしょうか。YOAKEは分かりやすい天才なのであまり語ることがありません。見れば分かる凄い天才です。なので見れば分かるのです。

しかしPEOPLE1はそうはいかない。ちゃんと歌詞を見ないとその天才的な才能が分からない。なので自然とPEOPLE1に割く字数の方が多くなりました。

YOAKEもPEOPLE1もベクトルが違うだけでノルムは同じくらい天才です。これからちゃんと時間が確保できましたら歌詞を分析して解釈したいです。分析/解釈結果の公表を未定ですが。

最後に批判されるであろう意見を述べます。僕の友人がVAUNDYは天才だと言っていましたが、これには少し語弊があると思います。私自身VAUNDYの曲はTOKIMEKIしか聞いたことがありませんのでTOKIMEKIを聞いた感想でしかありませんが、まあ正直「ただの」天才だとは思えません。「ほら、ほらもっと聞かせて HU HU HU HU HU」なんてのは売れっ子のVAUNDYが許されるのであって僕が言ったら殴られます。まあそれはさておき「VAUNDYは天才」は主張として偽で真である主張は「VAUNDYは売れる曲を作る天才」なのではないでしょうか。私からしてみればTOKIMEKIとラヴ・ソングを出されてどっちの方が(前置き無しの)天才ですかって聞かれたら絶対に後者の方が天才だと言います。今もそうしているように。そして似たような事がずっと真夜中でいいのに。に言えるかと思います。ずとまよは最初の方は少し聴いてました。でもね、はっきり言って歌詞は意味不明。ただ音が耳に残るだけ。ということで直リンクは怖いので次の記事を参照してください:

 

BASEMENT-TIMES『人造の天才「ずっと真夜中でいいのに。」はどうやって世の中を騙し成功したのか』

 

私はコード進行とかの話は全く分かりませんが、これを読んで納得しました。そしてずとまよをきくのを聴くのをやめました。だって良い曲ですね止まりでそれ以上進展がないから。意味不明な歌詞を読み解いたところで意味不明が出てくるだけです。

どんな曲を聴くかは個人の自由だし、音楽のどこに注目するかもその人の自由です。ずとまよを聴く人がいても良いし、VAUNDYを聴く人がいても良い。私は歌詞に重きを置くタイプの人間というだけです。